東北大で飯舘村のスマート農業学ぶ特別講義 9月にフィールドワーク

東北大で飯舘村のスマート農業学ぶ特別講義 9月にフィールドワーク

若い世代の声

 飯舘村のスマート農業をテーマにした特別講義が、仙台市の東北大青葉山新キャンパスで開かれた。学生らが東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興に向けた農業再生への取り組みに理解を深めた。
 村内の移住定住促進拠点「いいたて移住サポートセンター」が企画した。東北大農学部の学生ら25人が受講した。人工知能(AI)やドローンなどの先端技術を使い、村内などの耕作放棄地で効率的な農業を展開する農地所有適格法人「ちーの」(浪江町)の中谷内(なかやち)美昭代表が講師を務めた。
 中谷内代表は村内で取り組む先端技術を活用したコメの栽培方法を紹介した。人工衛星で撮影した水田の画像をAIで解析し、稲の生育に応じ、ドローンで肥料を散布している。少人数でも安定した収量を確保し、環境負荷の軽減やコスト削減につなげられると語り、「浜通りから世界へ発信できる農業の技術革新を実現したい」と意欲を示した。
 学生からは「実際に訪れてみたい」との声が上がった。東北大の学生らは9月に飯舘村を訪れ、ドローンによる農薬散布などを見学するフィールドワークを予定している。(20260809)

【写真説明】 農業再生の取り組みを語る中谷内代表(中央奥)

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