飯舘村つながっぺサロン~世界に一つだけの食器~

飯舘村つながっぺサロン~世界に一つだけの食器~

若い世代の声

 福島大学地域未来デザインセンターが取り組む、協働プロジェクト学修・自主学修プログラム「飯舘村でのサロン活動と伝統文化継承の支援」(担当:藤室玲治、前田悠)では、2024年度から福島大生が飯舘村の高齢者向けサロンに参加し、また同村佐須地区の虎捕太鼓の伝承に取り組んでいます。
 2025年12月には15年ぶりに、佐須地区にある山津見神社の例大祭で虎捕太鼓を奉納し、2026年度にはメンバーも増え、30名の福島大生が活動しています。今回は、6月24日の「つながっぺ」でのサロン活動の様子を、メンバーの鈴木さんに紹介してもらいます。

福島大学食農学類1年 鈴木 遥菜さん

 福島県の飯舘村サポートセンター「つながっぺ」で行われているサロン活動に初めて参加した。「つながっぺ」は、飯舘村社会福祉協議会が運営する村民の憩いの場である。平日は毎日開催されており、レクリエーションや四季のイベントを楽しむことができる。この日は一年に一度だけ行われているポーセラーツをした。ポーセラーツとは、お皿やコップに自分の好きなデザインの転写紙を貼り付けて、専用の窯で焼きあげるクラフトだ。転写紙の貼り方は人それぞれであるため、世界で一つだけの食器が作れるところが魅力的である。
 私は初めての参加だったのでうまくコミュニケーションが取れるか不安だった。皆さんがあたたかく受け入れてくれたので落ち着いて話すことができた。参加されている方の中には、過去に手術をして手先がうまく使えない人や、白内障で手元がよく見えない人がいた。全員が笑顔で作品を完成させることができたらこの上ない経験になると思いながら活動をした。私は転写紙を切るお手伝いをした。トシ子さんは「余白もデザイン」と仰っていた。私にはその発想はなかったので、捉え方次第で作品の感じ方が変わる部分が奥深いと思った。完成したコップの底には名前を書くので、私が喜久江さんのお名前を書いたら、にこにこしながら眺めていたのが印象的だった。一緒に作ることで高齢者の方との一体感が生まれて距離が縮まったように感じた。残念ながらこの日は焼き上がりを見ることはできなかったので、またつながっぺに行きたいという気持ちが強くなった。

 

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つながっぺの利用者と会話をする様子