若い世代の声
福島大学協働プロジェクト学修「川内村の歴史と魅力を伝える」(担当教員:福島大学地域未来デザインセンター特任准教授 藤室玲治)では9月24、25の両日、村内で魅力探究合宿を行った。川内村の魅力あふれる場所に足を運び、働いている方々から思いを聞いた。
福島大学行政政策学類2年 松山奈々美さん
かわうちワイナリーは、川内村北西部の標高約750mの場所に位置するかわうちワインの醸造所である。外に出てみると豊かな自然と澄んだ空気に心を奪われた。
ヴィンヤードを案内していただくと、収穫期直前ということもあり、多くのブドウが実りを見せていた。今年の夏の気温の低さと雨の多さがブドウの生育に影響をもたらしたという。そんな中でも雨や鳥からブドウを守り、葉で日の当たり具合を調整しながら生育を助け大切に育てられている様子からワインづくりの難しさと繊細さが感じられた。
かわうちワイナリーでは主に二つのシリーズを展開している。川内村内で栽培されたブドウから醸造されたワインは「ヴィラージュシリーズ」、村外で栽培されたブドウから醸造されたワインはトンボと外から来るという意味を込めて「リベルシリーズ」と名付けられる。どちらのシリーズもワインのコンクールにおいて受賞する実力のあるものだ。辛口のライトボディ。日本人が飲みやすく、料理にも合わせやすいワインである。
今後の展開として、現在は辛口ワインのみであるが、甘口ワインの醸造も視野に入れているという。また、国外に向けた動きも考えているそうだ。かわうちワイナリーの今後の動きに注目していきたい。
かわうちワイナリーに関わる人々の想いは、二年という長い年月を経てタイムカプセルのようにワインを通して届けられる。
ここで作られたワインは、ワイナリー内、川内村内ではもちろん、福島県内や東京、大阪の物産館など各所で手に入れることができる。詳しい場所は公式ホームページを参照してもらいたい。
かわうちワイナリーでは、収穫祭やワイン用ブドウの収穫のボランティアといったイベントを通して関わることのできる機会が作られている。ワインの特性上、実際に飲んで体験し、自分に合うものを探すのが醍醐味である。これを機に、ぜひ訪れてみてはいかがだろうか。

かわうちワイナリー ヴィンヤードの様子
かわうちワイナリー川内村醸造施設内にて。右から2人目が筆者

