福島アンテナ
企業の紹介動画制作などを手がけるいわき市の会社「Felis(フェリス)」の「ぽーぽいプロジェクト」が始まりました!福島県内企業の情報や地元産農産物を若者に届けて魅力を発信し、若者のUターン促進を目指す取り組みです。
フェリスは福島高専専攻科を修了した熊田舞弥さんが社長を務めています。
地元いわき市では高校・大学を卒業した若者の多くが首都圏に就職・進学する傾向に歯止めがかからず、人材獲得には地元企業の発信力強化が必要だと感じたそうです。東京の専門学校に通う妹が発熱した時に身近に頼れる人がいなくて不安になった様子を見て、同じような境遇にある学生の力になりたいとも考え、福島県産農産物などの配布を思いつきました。
「ぽーぽい」は福島県の方言で、温かいを意味しています。初回はプロジェクトに参加し、福島県内外で生活する若者に、協賛した企業の情報を掲載した冊子、福島県産米のパックご飯「ふくふくご飯」を無料で送りました。
冊子のタイトルは「ぽーぽい便り」です!表紙には桃やかわいらしい赤べこが描かれており、離れていても古里を感じることができます。デザインは郡山商高書道部の生徒が手がけました。企業だけでなく、帰省したら訪れたい夏祭りなどの情報も掲載しています。
熊田さんは「皆さんのおかげで、無事1回目の配送を終えることができました。プロジェクトが課題解決の一助となれるよう一層尽力していきます」と意気込んでいます。
ぽーぽいプロジェクトには福島民報社も協賛しています。ふくしまドアプロジェクト(ドアプロ)の一環として、フェリスと連携して福島県内企業の情報発信に努めていきます!