福島アンテナ
福島医大医学部2年の二上純奈さん(19)らの研究グループは、被災体験をきっかけとした脳卒中の発症や認知機能の低下、慢性疾患の悪化といった健康への悪影響を「災害関連後遺症」と定義すべきだと提起した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故では避難に伴う身体的・心理的負担から病状が悪化したり、病にかかったりする被災者が相次いだ。死亡後に被災との因果関係が認められれば「災害関連死」となる一方、存命中の被害に特化した捉え方や治療、生活支援などを含む包括的な救済策はない。新たな定義を確立し、被災者支援の充実に向けた対策を国や自治体に促したいとしている。
研究内容は、米の国際学術誌「Disaster Medicine and Public Health Preparedness」に掲載された。(20260429)

