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第107回全国高校野球選手権大会は第7日の8月12日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦3試合を行った。福島県代表の聖光学院は第1試合に登場し、山梨学院に2―6で敗れた。春の選抜高校野球大会(センバツ)で8強入りし、4年連続20度目の出場となったが、2年連続の初戦敗退となった。
序盤は聖光学院の先発大嶋哲平(3年)と山梨学院の菰田陽生(2年)の主戦同士の息詰まる投手戦となった。大嶋は四回の2死満塁のピンチで打者を打ち取るなど要所を締める好投を見せた。野手の好プレーも続き、互いに五回まで無得点となった。
六回に相手に先制を許し、1点を追う聖光学院は七回、竹内啓汰(3年)が右前打で出塁。菰田の暴投や石沢琉聖(同)の二ゴロなどで1死三塁とし、鈴木来夢(同)の左前への適時打で追い付いた。
七回に勝ち越された後、八回に一挙4点を奪われた。九回は猪俣陽向(2年)と菊地政善(3年)の連打や敵失を絡めて無死満塁の好機をつくった。代打佐々木裕晟(3年)の遊ゴロの間に三走猪俣が生還し、1点を返す意地を見せた。