福島アンテナ
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興を担う人材育成を目指す、桜の聖母短大の「福島学」研究報告会は5月26日、福島市の学内で開かれた。研究成果を報告した。三瓶千香子教授と山下敦子准教授は、福島学の受講前後で学生の社会問題に対する意識に変化があったと明らかにした。
三瓶教授らは2012(平成24)年から、学生に震災と原発事故からの復興を自分事として捉えてもらおうと講座を開いている。2025(令和7)年度は同短大の1年生23人が受講した。フィールドワークで双葉町や大熊町などを巡り、グループディスカッションを通して被災地の現状に理解を深めた。
学生へのアンケートでは「関心のある社会問題」の設問で、授業後には「エネルギー問題」や「地方からの人口流出・過疎化」など本県に深い関わりのある項目への回答が増えた。三瓶教授らは、授業を通して復興や防災に対する学生の意識が高まったとみている。三瓶教授は「震災の風化を防ぐため、学生と共に学び続けていく」と話した。(20260608)
【写真説明】 「福島学」の研究について報告する三瓶教授

