鶴ケ城天守閣入場料 来秋値上げへ

鶴ケ城天守閣入場料 来秋値上げへ

福島アンテナ

会津若松市 条例改正へ 

 鶴ケ城天守閣の入場料引き上げを検討していた会津若松市は2027(令和9)年秋の料金改定に向け、条例を改正する。今年秋にも改定案を公表する。市が6月9日、通年議会6月定例会議の一般質問に対して明らかにした。
 入場料改定に向けたスケジュールが示されるのは初めて。市は2023年度、史跡若松城内施設長寿命化計画を策定。漆[しっ]喰[くい]などの劣化を踏まえ、今後50年で15億円が必要と見込み、昨年度から値上げを検討していた。入場料算定に当たっては、アンケートで現行料金への意見を募った他、全国にある49の天守閣や城郭の値上げの状況を調査した。鶴ケ城で新たに復元する史跡の整備費も踏まえる。
 市は来年の通年議会2月定例会議に、入場料の新たな上限額を盛り込んだ条例改正案を提出する方針。鶴ケ城を管理する会津若松観光ビューローが上限額の範囲内で料金を設定する。年間約60万人が登閣するため、半年間の周知期間を設ける。室井照平市長は「多くの方の理解を得ながら貴重な財産を守り、会津の観光振興につなげたい」と語った。
 鶴ケ城天守閣の入場料は大人410円、小中学生150円。前回改定は2014(平成26)年で、大人の料金を10円引き上げた。(20260610)