桜の聖母短大 男子1期生 上田蓮君(岐阜県出身)にインタビュー

桜の聖母短大 男子1期生 上田蓮君(岐阜県出身)にインタビュー

ドアを開いた人たち

 洗礼をきっかけに進学目指す 自転車で猪苗代湖へ 将来は医療の仕事に

 福島市の桜の聖母短期大学に4月、初めて男子学生が入学した。キャリア教養学科の上田蓮(れん)さん(19)は岐阜県から福島県に進学した。ドアプロ事務局は、大学や福島の印象、将来の夢などについて話を聞いた。短大入学まで福島を訪れたことがなかったという上田さん。温泉に入ったり、自転車で遠出したりして、福島の良さを満喫している。将来は医療系の道に進みたいと夢を膨らませている。

ドアプロインスタでインタビュー動画を配信中

 ふくしまのドアを開いた上田さんのインタビュー動画をドアプロインスタグラムで紹介している。

桜の聖母短期大学を志した理由を教えてください。

 「僕は昨年12月にカトリックの洗礼を受けました。カトリックの精神のある短期大学で学びたいと思っていました。卒業後に4年制大学への編入も考えています。カトリック系の短期大学は全国にあったのですが、他の大学は保育系の学部が多い中で、桜の聖母短期大学にはキャリア教養学科があり、『ここなら』と興味を持ちました」

初めて男子学生を受け入れるタイミングでした。入学前はどんなイメージを持っていましたか。

 「卒業ミサ、ウェルフェアパーティー、クリスマスパーティー、そしてアカシア祭という、いろんなイベントがあります。カトリックならではのミサや入学式の荘厳さが、とても印象深かったです。校歌を先輩が歌っている動画をユーチューブで見ました。全員が心を合わせ真剣に歌っているのを聞いて、集中して学ぶ学生が集まるところなのだろうと思いました」

入学前の福島県のイメージは?

 「福島のことについてスマートフォンで調べました。山の写真が多くて、福島はあまり都会ではないのかなっていうイメージを持っていました。入学試験の日に実際に名古屋から郡山駅まで夜行バスを利用しました。車窓から外を見たらとっても空気がきれいで、そして畑や田んぼがとっても広くて、古里の岐阜と違うなって感じました。初めて郡山駅に降りたときには歩いている人の雰囲気とか時間の流れ方とか、とても静かで落ち着いた雰囲気があるなっていうのが第一印象でした」

進学するにあたって、家族や友達は何と?

 「両親は入学試験のときに僕のことを励まし、背中を押してくれました。女子が多いけど大丈夫って聞かれたんですけど、僕自身としては『全然大丈夫でしょう』という気持ちでいました。友達に僕がカトリック系の短期大学に行くと話すと、『蓮らしくいてくれ』とメッセージをもらいました。親や友達のはげましの言葉にとても支えられました」

新聞が入学試験に役立ったとか。

 「高校時代、自ら新聞を読もうと思ったことはあまりなかったのですが桜の聖母短期大学の試験で自分の気になる新聞の見出しをまとめ、それをプレゼンするという課題がありました。僕は移民についてまとめました。プレゼンに向けて積極的に自分で考え、調べることができたので移民対策についての知識も深まりましたし、入学試験を通して新聞を読むことの良さに気づくこともできました」

入学後、大学や福島県の印象は変わりましたか?

 「初めて同期生と顔を合わせた時に、みんなすごく意欲があるなと感じ、とても刺激を受けました。講義はとても面白くて、高校までと違い、心理学やキャリア形成論など、自分の内面について知る機会や、自分の将来について考える授業を受けられるので、とても楽しいと思っています」

 「また、福島にはいろんなお店やイベントがあり、とても活気がある街だなと思いました。自分のママチャリで信夫山や花見山、猪苗代湖までこいで行きました。特に信夫山は福島の街並みを見渡すことができて、街の中にある山で、古里に帰ったような気持ちになりました。大好きな場所の一つです。そして花見山も初めて見たときは言葉にできないぐらい感動して、こんな桃源郷のような場所があるのだなと思いました。福島のことを全身で感じました。友達に紹介したいです」

福島で気に入った食べ物はありますか。

 「いかにんじんはおいしかったです。そして、僕が一番楽しみなのはフルーツです。モモ、ナシ、リンゴ、ブドウ、サクランボなどです。温泉も楽しみです。引っ越しの時、両親と飯坂温泉に泊まりました。円盤餃子も食べました」

在学中、特に力を入れて学びたいことは何ですか。

 「桜の聖母短期大学では、いろんな分野を横断的に学べます。一つ一つの授業を真剣に受けながら、医療系の職につきたいという夢に近づきたいです。また、授業内で取れる資格を積極的に取得したいと思っています。さらに、大学が紹介してくれるボランティア活動にも積極的に参加したいです」

卒業後の抱負を教えてください。

 「桜の聖母短期大学は4年制大学への編入のサポートもしてくれるので、編入に向けた勉強をしたいと思っています。医療系の道を考えています。特にへき地医療を担いたいと思っているので、今はさまざまな大学の情報を集めています。人の命を守りたいという思いは聖書から学びました」

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