ドアを開いた人たち
豊かな美里を世界へ 本郷―高田―新鶴つなぐ 町民有志で運営
会津美里町の本郷、高田、新鶴の各地域をつなぐハーフマラソン大会が来年9月、初めて開かれる。町民有志らが実行委員会を組織し、準備を進めている。多くの町民がボランティアとして関わり、町の豊かな農村風景や伝統文化、人の温かさを全国、世界に発信する大会を目指す。
発起人は福島市から会津美里町に昨年移住し、町地域おこし協力隊としてボランティア活動による地域活性化に取り組む斎藤道子さん(62)。3町村が合併して誕生した会津美里町には地域を越えて取り組むイベントが少ないと感じていたという。斎藤さんはフランス・メドック地方のぶどう畑を駆け抜ける「メドックマラソン」をヒントに、住民が主体となって運営し、町を挙げて盛り上げるハーフマラソン大会の開催を思いついた。
斎藤さんに賛同する町民有志らが、今年3月に実行委員会を設立した。希望すれば誰でも実行委員になれる。参加者をもてなすアイデアを自由に出し合い、準備を進めている。
コースは会津美里町本郷地域づくりセンターをスタートし、高田地域を通って新鶴地域のふれあいの森公園陸上競技場にゴールする。沿道での給水や誘導、応援を地域住民がボランティアで担う。彼岸獅子や甚句など地域の伝統文化を披露するほか、ゴール地点で地元のワインや日本酒を振る舞う。会津本郷焼の作品を参加賞として贈る計画だ。
大会翌日に「復習ツアー」を実施し、参加者に伊佐須美神社や向羽黒山城跡、法用寺など町内の名所を巡ってもらう。会津本郷焼のワークショップなども検討している。斎藤さんは「会津美里は陸上競技が盛んな町。多くの町民が大会に関わってくれたらうれしい。町民の心が1本のマラソンコースでつながる日にしたい」と意気込んでいる。
実行委員会は大会の企画や運営に携わる会員を募っている。問い合わせは弓田金一実行委員長 電話090(5184)9720へ。(20260603)
【写真説明】 地図を広げて本郷、高田、新鶴を巡る大会コースを入念に確認する実行委員会のメンバー


