白河の水草「ビャッコイ」自生地 国天然記念物に

白河の水草「ビャッコイ」自生地 国天然記念物に

福島アンテナ

 52年ぶり、県内27件目

 国の文化審議会(日比野克彦会長)は6月19日、松本洋平文部科学相に対し、白河市表郷金山のビャッコイ自生地を国の天然記念物に新たに指定するよう答申した。近く官報に告示され正式決定する。県内の天然記念物は27件目となる見通しで、1974(昭和49)年8月10日に指定されたいわき市川前町の「沢尻の大ヒノキ」以来52年ぶり。
 指定されるのは、同市表郷金山の約1万3747平方メートル。ビャッコイはカヤツリグサ科の多年生水草で阿武隈川水系隈戸川支流の谷沿いに位置し、湧水によって形成された湿地や水路に群生する。環境省レッドリストで絶滅の危険性が最も高い「絶滅危惧ⅠA類」に分類されている。2020(令和2)年には種の保存法に基づく国内希少野生動植物種に指定された。
 文化庁によると、海外では南半球のオーストラリアやニュージーランドなどに分布するが、北半球で自生が確認されているのは白河市表郷のみ。植物の分布の成り立ちや進化の過程を解明する上で重要な価値があると評価された。(20260620)

【写真説明】 北半球唯一のビャッコイ自生地(白河市提供)

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