ドアを開いた人たち
福島市の菅野貴裕さん(46)は介護施設と入居希望者や家族をつなぐ新会社「満泉堂」を立ち上げた。入居先決定までの期間を可能な限り短縮するとともに、施設の営業活動を手助けすることで双方にとってより良い選択を後押しする。
菅野さんは市内出身。首都圏の大学を卒業後、県内の民間企業に就職した。その後、都内のベンチャー企業などを経て、2024(令和6)年に父親が経営していた、高齢者施設を運営する「飯野の里」を継ぐためにUターンした。
前職などのノウハウを生かして仕事に励んだが、業界の実情を知る中で多くの施設が営業まで手が回らず、悩んでいることに気付いた。一方、病院や入居希望者の家族らも施設選びに十分な時間を割けず、入居後のミスマッチが生じている現状も目にした。
課題を解決しようと満泉堂を創業。独自のAI(人工知能)を活用し、施設の情報や特徴を比較できるシステムを構築した。担当者が施設見学に同行し、第三者目線でアドバイスする。施設側に対しては中小企業診断士の資格を生かして経営をサポートする。
「介護施設は地域を支える社会資源。入居希望者と施設、どちらも満足できるサービスを提供する」と意気込んでいる。
問い合わせは満泉堂 電話050(5574)2760へ。(20260605)
【写真説明】 入居希望者と施設、どちらも満足できるサービスを提供すると意気込む菅野さん(左)


