福島アンテナ
宮城の大和中生に記念品
東日本大震災の津波被害に遭った震災遺構として整備された浪江町の請戸小の来館者数が6月24日、30万人に到達した。30万人目は、震災学習の一環で訪問した宮城県大和[たいわ]町の大和中2年の男子生徒(13)だった。同日、現地で記念イベントが開かれた。
海岸から約300メートルに位置する請戸小は、震災当時に高さ約15メートルの津波に襲われ、1階部分が全て押し流された。当時、校内にいた児童82人と教職員13人は西に約1キロの大平山に避難し全員無事だった。この日は大和中の2年生約150人が、こうした震災の教訓を学ぶため訪れた。横山浩志町教育長が男子生徒に絵本「請戸小物語」を手渡した。他の生徒全員に町イメージアップキャラクター「うけどん」のマグネットやシールといった記念品を贈った。
男子生徒は、津波の影響でゆがんだ体育館の床など被災の爪痕が残る校内を見て回り「津波の脅威を感じることができた。日常から備えをしていきたい」と感想を語った。
遺構は津波の恐ろしさと避難の大切さを伝える目的で町が整備し、2021(令和3)年10月に開館した。(20260625)
【写真説明】 来館者30万人を達成した節目に請戸小を訪れた大和中の生徒


