福島アンテナ
民間企業や団体などの多彩な人材が福島市の地域課題解決を目指すプロジェクト「福島をつなげる30人」の最終報告会は15日、福島市のコラッセふくしまで開かれました。
半年の活動を終えた参加者が、県都のにぎわい創出や居場所づくりなどに向け、アイデアを披露しました。
「つなげる30人」は東京都で始まり、全国各地に広がっています。
県内では初めてで、4月に本格始動しました。実行委員会の主催、市の後援。
金融やインフラ、自動車などの地元企業社員や市職員、学生ら計30人が参加し、関心のあるテーマごとにグループに分かれ意見を交わしてきました。
チームの一つは、市内の名店や隠れスポットと併せ、災害・交通安全などの情報を発信するためウェブ上に地図を作成する取り組みを紹介。
日常と非日常を区別しない「フェーズフリー」という考え方の下、平時に加え有事も活用できる地図を目指したとしました。
メンバーが市街地を実際に歩き情報を集めた他、市出身のインフルエンサーの協力も得ながら、お勧めの飲食店などを盛り込んだ経緯も発表しました。
聞いた人からは「地図上にコメントを書き込めればいい」「防災の地図であれば、天候が悪い日にも歩けば他の発見があるはず」などの意見が出ました。
他のグループは心の居場所づくり、若者の流出防止などをテーマに企画を発表しました。
参加者は業種や世代を超え、魅力的なまちづくりを続ける思いを共有していました。


