震災の記憶つないでいく 故坂本龍一さん監督 東北ユースオケ都内で演奏会

震災の記憶つないでいく 故坂本龍一さん監督 東北ユースオケ都内で演奏会

福島アンテナ

 俳優・歌手のん 和合さん(福島)らの詩平和の願い込め朗読

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島各県の児童と学生約90人で構成する東北ユースオーケストラ(TYO)の演奏会が東京都内で開かれた。音楽監督を務め、2023年に死去した坂本龍一さんの楽曲を中心に演奏し、俳優で歌手ののんが平和の願いを込めた詩を朗読。震災を巡る記憶や思いの継承を改めて誓う場となった。
 公演は映画「ラスト・エンペラー」のテーマで始まり、YMOの「東風(Tong Poo)」もオーケストラバージョンで披露された。坂本さんの代表曲である映画「戦場のメリークリスマス」のテーマでは、心に響く独特の旋律を団員らが思いを込めて合奏した。
 後半にはベートーベンの交響曲第5番「運命」に挑戦。技術や表現力を超えた若さや情熱が会場を盛り上げた。
 18年からTYOの活動に関わるのんは中盤、福島の詩人、和合亮一さんの「風に」や十数年前に沖縄の小学生が書いた「へいわってすてきだね」など3編の詩を演奏に合わせて朗読した。
 震災から15年。当時を知らない団員も増えた。のんは終演後、「坂本さんもおっしゃっていたように、(震災の記憶や人々の気持ちを)風化させない、つないでいく、忘れないということがすごく大事なのではないかと思っている」と話した。(20260416)

【写真説明】 東京・赤坂のサントリーホールで行われた東北ユースオーケストラの公演=3月26日

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TYOとの活動を共にする吉永小百合の読み方をイメージして朗読したというのん=3月26日、東京・赤坂のサントリーホール