県推計人口170万人割れ 戦後初 想定上回る減少続く

県推計人口170万人割れ 戦後初 想定上回る減少続く

福島アンテナ

 6月1日現在

 県の6月1日現在の推計人口は169万9510人で、戦後初めて170万人を下回った。前年6月1日時点と比べて2万4105人減り、今年5月1日時点と比較して1503人減少した。県外への流出や少子高齢化を背景に、県の想定を上回るペースで人口減少が続いている。県が6月30日、発表した。
 今年5月1日から同31日までの自然動態は出生602人に対し、死亡が2011人で1409人の減。社会動態は転入1928人に対し、転出2022人で94人の減だった。県外への転出者が県内への転入者を上回る「転出超過」の状況が続く。特に若者の県外流出が顕著で、転出者の約6割は20~34歳だった。
 県人口は1998(平成10)年1月の213万8454人をピークに減少の一途をたどる。2011年7月に200万人、2016年11月に190万人、2022(令和4)年4月に180万人をそれぞれ下回った。これまでは5年半弱で10万人ずつ減っていたが、今回は4年2カ月で10万人減少した計算になる。
 県は県人口ビジョンで2040年に150万人程度を維持する目標を掲げている。仮に、今のままのペースで減少を続けた場合、2034年には150万人を割り込む。
 県復興・総合計画課の鈴木章寛主幹兼副課長(地方創生担当)は「大変厳しい傾向だ」と現状を受け止める。自然減と社会減の両方につながる施策を推進するとした上で「人口減少のペースをできるだけ緩やかにし、持続可能な地域づくりを進めたい」としている。(20260701)