福島アンテナ
全国高校生読書体験記コンクール福島県選考会の結果が決まり、神山翔さん(聖光学院高2年)の「祈りとの出会い」が最優秀賞に選ばれた。神山さんと優秀賞4人の計5作品は全国コンクールに推薦される。
神山さんはウィリアム・バークレーの「はじめての祈り」(日本基督教団出版局)を題材にした。同書が祈りを「不安や弱さの中で発せられる正直な言葉」と描いた点を踏まえ、祈りを「問題の解決の手段」ではなく「生き方の支え」として受け止めるようになったことをつづった。「迷ったり困ったりする中で、祈りにより思いを言葉にできることに感銘した。自分と向き合い勉強や部活に生かしていく」と話した。
一ツ橋文芸教育振興会の主催、福島民報社などの後援で、45回目。県内7校から951点の応募があった。
県選考会は20日に福島市の民報ビルで開かれ、大和田修県高校PTA連合会事務局長、菅家洋平県教育庁高校教育課指導主事、円谷真路福島民報社事業局長が審査した。
優秀賞、奨励賞の受賞者は次の通り。
▽優秀賞=大沼あすか(聖光学院)小廹はるひ(相馬)水野希愛(安積黎明)江崎優(聖光学院)
▽奨励賞=細谷真帆、河野里菜(橘)高橋愛和(安積黎明)

