愛されるコロッケ誰でも手軽に 郡山の浅源精肉店 50円で販売続ける

愛されるコロッケ誰でも手軽に 郡山の浅源精肉店 50円で販売続ける

福島アンテナ

 郡山市の郡山駅前の浅源精肉店は、材料費や光熱費の高騰が続く中でも、名物商品「木の葉コロッケ」の価格を手頃な1個50円(税込み)に据え置く。「いつでも、誰にでも気軽に食べてほしい」。3代目社長の大槻晃正さん(71)は市民から約60年間愛される味を守り続ける。
 大町商店街の一角にある店は、1913(大正2)年創業の老舗。大槻さんの父で、先代社長の源吉さんが手作り総菜を店頭に並べ始めた。素材と製法は当初から変わらない。豚肉と鶏肉の合いびき肉を炒めてうまみを引き出す。ほっくりとゆでたジャガイモ、タマネギ、ニンジンを合わせ、隠し味の自家製ニンニクしょうゆが奥深さを与える。生パン粉の衣を付け、豚の甘みが溶け出したラードで揚げる。木の葉のような特徴的な形は、できるだけ早く提供しようとしたための「副産物」。両手で成形せず、片手で形を整える際にコロッケの両端をつまんだ名残という。
 1日約150個を完売する。学生や先代時代からの常連客ら幅広い世代のファンがいる。大槻さんは「ほっとできる手作りの味を届け続けたい」とコロッケに愛情を込める。営業は午前8時~午後6時。定休日は日曜・祝日。予約も受け付ける。問い合わせは同店 電話024(922)0629へ。(20260710)

【写真説明】 1個50円の「木の葉コロッケ」。揚げたての軽快な食感と後引くうまみが人気だ

画像