若い世代の声
福島市の福島商高経営ビジネス科の生徒は、5月に発生した降ひょうの被害を受けた桃を活用し、シロップとコンポートを開発した。7月15、16の両日、二つの材料で味付けしたかき氷を校内で販売した。
3年生9人が課題研究授業の一環で、4月に商品開発をスタートした。商品を考える中、メンバーの太田月光(つきひ)さん(17)は伊達市で果樹農家を営む親戚から、降ひょうで桃が傷つき売り物にならないという話を聞いた。「見た目は損なわれても味は変わらない」。傷が原因で売れないのはもったいないと考え、被害を受けた桃の活用を仲間に提案した。
生徒はJAふくしま未来(本店・福島市)とふくしま果樹加工考案室(伊達市)に協力を依頼。JAふくしま未来は傷があったり変形していたりする桃約50キロを寄付した。ふくしま果樹加工考案室は商品の製造を担った。
販売会では桃のシロップをかけ、コンポートを添えたかき氷を400円で提供。生徒や教職員から人気を集め、2日間で用意した300食が完売した。両日とも真夏日となる中、購入した生徒は、さっぱりとした味わいのかき氷で涼を取っていた。太田さんは「傷ついた桃でも、通常のものと変わらないおいしさだと伝えられた」と喜んだ。
生徒は今後、シロップとコンポートの一般向けの販売を検討する。(20260718)
【写真説明】 かき氷を買い求める生徒に商品を手渡す太田さん(右)


