スマート農業、コシヒカリ栽培で検証へ 吉野家ファーム福島(白河)とCTC(東京)

スマート農業、コシヒカリ栽培で検証へ 吉野家ファーム福島(白河)とCTC(東京)

はたらこっと

 白河市表郷の吉野家ファーム福島と、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC、東京都)は7月22日、スマート農業技術を活用する共同研究「Smart Nexus Agri Project(スマート ネクサス アグリ プロジェクト)」を始めたと発表した。水稲栽培に伴う情報共有の効率化や作業負荷の軽減、収量向上について検証する。研究期間は今年4月から来年3月まで。
 共同研究は、吉野家ファーム福島が保有する計約50ヘクタールの水田を実証フィールドに使い、CTCの栽培記録を管理するクラウドサービスを用いて生育状況や水田の情報、作業記録を共有して可視化する他、センサーや自動給水ゲートを使った作業の遠隔化による省人化を検証する。実証試験の設計やデータ分析にも取り組む。栽培品種は「コシヒカリ」で、今年9月末の収穫を予定する。
 両社は実用的なスマート農業技術の導入方法を検証し、省力化と生産性向上の両立を目指す。研究成果を基にコメの栽培を支援する人工知能(AI)エージェントの開発も進め、新たな農業モデルの構築につなげる。吉野家ファーム福島の滝田国男専務は「研究を通じて、スマート農業の有効性を実証し、誰もが持続的に農業に取り組める環境づくりなどにつなぎたい」と話した。(20260723)

【写真説明】 共同研究でほ場に自動給水ゲートを設置する職員

画像