福島アンテナ
国土交通省の2025(令和7)年河川水質調査の結果が7月24日、発表された。9道県の13河川が「水質が最も良好な河川」に認定され、福島市の荒川は16年連続で水質日本一に輝いた。東北地方で唯一の選出となった。10年以上の連続選出は3河川で、熊本県の川辺川が20年、宮崎県の五ケ瀬川が13年だった。
全国160の1級河川を対象に毎年実施している。生活排水などによる水の汚れを示す指標「生物化学的酸素要求量(BOD)」の年間平均値などを用いて水質を評価した。荒川は荒川橋と信夫橋の2地点で調査し、BODは環境省が定める報告下限値の1リットル当たり0・5ミリグラムで基準を満たした。
発足29年目を迎えた福島市のふるさとの川・荒川づくり協議会は、地域の宝である荒川の環境を守るため、長年にわたり地道な活動を続けている。毎年6月と9月の年2回、市民と協力して「荒川クリーンアップ大作戦」を開催。河川敷の草刈りやごみ拾いなどの美化活動に汗を流している。国交省福島河川国道事務所からの委託を受けて月に1度の河川巡視活動も欠かさず実施しており、地域の安全と美観を支える役割を担っている。
佐々木秀明会長は「活動を始めた頃は粗大ごみが散乱する汚い川だった。水質が改善したのは市民の意識が変わったおかげ。今後も水質の維持に取り組みたい」と語った。(20260725)
【写真説明】 16年連続で水質日本一に選ばれた福島市の荒川=24日午後2時30分ごろ


