福島アンテナ
県ニット工業組合の「愛で編み包もう!だてニットプロジェクト」は22日に始まり、伊達市の保原中央交流館敷地内にあるチンチン電車を色鮮やかなニットの編み地で彩った。来年1月末まで装飾する予定で「ニットの街」をPRする。
来春の大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」のプレ協賛事業。装飾は、ニット産地・伊達市特有の機械編みと毛糸を手編みしたストリートアート「ヤーンボミング」を融合して実施した。組合員や県内外の手芸愛好家らから約1800枚の編み地が寄せられた。ボランティアも協力して編み地をつなぎ合わせ、車両や街路樹などを覆った。
同日、電車前でセレモニーを行った。大河内康子理事長が「プロジェクトを全国に発信し、ニット好きな人など多くの人が伊達に来てくれるよう願う」とあいさつし、須田博行市長らが祝辞を述べた。大河内理事長と須田市長がニットのリースを車両に取り付け、プロジェクト開始を祝った。DC本番となる来春は拡充して実施するという。


