若い世代の声
郡山商高珠算部の佐藤結衣さん(会計科3年)は、電卓計算能力検定試験(段位)の昨年度の全国の受験者で最も高得点だった人に与えられる文部科学大臣賞に選ばれた。郡山市内では初めて。
電卓計算能力検定試験はかけ算、割り算、見取り算、複合算、伝票算の5種目(各200点満点)の合計点で、段位が決まる。佐藤さんは940点(9段)、得意の伝票算は満点だった。伝票算は、20枚の伝票を10分間で品目ごとに正確に電卓に打って計算する。ミスしやすい種目だが、「伝票をめくるのが楽しい」と笑顔で話す。
1年時に珠算部に入部し、これらの種目に初めて触れた。はじめは伝票をめくって打つ作業が当時の先輩の半分の速度でしかできなかった。「苦手な種目こそ頑張りたい」と家でも週に3回程度練習を重ねると、2年夏には伝票を打つのが楽しくなっていた。
検定で後期から900点台、練習では最高985点までたたき出していた。緊張しやすい性格から、本番の舞台で実力を発揮できずにいたが、家族から声援を受け、3度目の挑戦で結果を出せた。
将来は、電卓の力を生かそうと、経理の職業を目指している。「9段で満足せず、10段、名人を目指していきたい」とさらなる高みを目指す。まずは、4日に横浜市で開かれる全国商業高校協会のビジネス計算競技大会出場に照準を定めた。(20260802)
【写真説明】 文部科学大臣賞を受けた佐藤さん


