学生消防団員8人活躍中 若者が地域を理解 福島市

学生消防団員8人活躍中 若者が地域を理解 福島市

若い世代の声

 地域の安全安心を守る消防団員が年々減少している中、学生消防団員が注目を集めている。福島市は2020(令和2)年度から募集を始め、7月1日時点で8人が活動している。学生団員からは「地域を知る契機となり、防災意識が高まる」との声が上がる。

 学生団員は、特定の活動に従事し消防団の活動を支える「機能別団員制度」の一環。福島市の場合、市内居住か市内の大学や専門学校などに通う学生が対象となる。主に市が催すイベントでの火災予防や入団促進などに関する広報役を担う。子ども向けの行事運営にも携わる。
 活動に1年以上携わると実績証明書を発行する。市消防本部消防総務課消防係の佐藤大資係長は「地域を深く知れる良い機会になる」と魅力を語る。
 市消防本部によると、消防団員数は2017(平成29)年度が2484人だったが、今年度は2192人にまで減っており広報などによる団員募集が急務だ。
 学生団員は随時、募集している。問い合わせは市消防本部消防総務課 電話024(534)9107へ。

■福島看護専門学校・穂積さん 「防災の学び深められる」
 福島看護専門学校の穂積伽南さん(20)=二本松市=は昨年春から、学生消防団員として活動している。「防災に対する学びを深められている」と述べた。
 小中学生時に東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興支援活動に携わった経験から、大切な人を守る防災活動に興味を持った。看護師を目指しており「団員としての学びを生かしたい」と前を見据えている。(20260805)

【写真説明】 防災イベントに参加した学生消防団員の穂積さん(中央)

画像