福島アンテナ
福島市のJR福島駅西口駅前にあったイトーヨーカドー福島店の跡地活用を巡り、跡地を取得した陰山建設などの持ち株会社カゲヤマホールディングス(HD、郡山市)は2029(令和11)年の着工を目指す。
HDが8月4日、土地約2万3750平方メートルの取得を正式に発表した。土地活用に関しては地域ニーズ、市場環境、事業性などを十分に調査・検討し、福島駅西口にふさわしい具体的な土地活用の方向性を示す方針。陰山正弘社長は「地域の皆さまとの対話を大切にしながら、慎重に検討を進めていく」とコメントしている。
跡地取得が発表されたのを受け、学生や市民から、商業施設の整備を期待する声が上がった。
福島医大で学ぶ阿部拓真さん(21)は普段は西口を訪れる機会が少ない。「東京に行く際に高速バス乗り場を利用する程度だが、(新たな施設ができれば)西口に来る機会も増えそう」と笑顔で語った。
福島市の介護士桑折弘子さん(51)は県内企業による取得を歓迎し、「首都圏の企業よりは福島市のことを理解してくれるのではないか。親子連れや若い人など幅広い世代が気軽に来られる場所にしてほしい」と願いを口にした。
駅西口構内の商業施設「パワーシティピボット」に新店が出店し、週末は多くの買い物客でにぎわっている。イトーヨーカドー福島店跡地の隣で「紳士服うめみや」を営む梅宮均さん(79)は「今は駅ナカが活気づいている。駅周辺にも動きが出てくれるとうれしい」と期待を込めた。(20260805)

