福島アンテナ
福島大は2029(令和11)年に迎える創立80周年記念事業プロジェクトとして、初の資料館設置、防災対応型運動施設の整備、自然共生キャンパスの推進に取り組む。8月5日、学内で開いた記者会見で佐野孝治学長が明らかにした。
学内に設ける資料館は明治期の開校以来の研究成果や地域の歴史、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興に関する学術資料などを収集・公開する。市民が大学の歩みに触れられる場とし、地域社会との連携強化につなげる。
運動施設は陸上競技場を全面改修する。トップアスリートの育成拠点としてトラックや競技設備を更新し、スタンドや備蓄品を格納できる倉庫、ヘリコプターの離着陸場の設置を検討する。災害時には地域住民の一時避難場所や防災活動の拠点として活用する。
昨年12月に国の「自然共生サイト」に認定された金谷川キャンパスの豊かな里山環境を保全し、希少動植物が息づく「生きた学びの森」として維持管理する。生態系調査やモニタリング体制を充実させる。学生や地域と連携した環境保全活動を展開し、持続可能なキャンパスづくりに努める。
佐野学長は「国内外に開かれた知の共創拠点として整備を進め、地域と共に発展したい」と語った。大学は各プロジェクトの推進に向け基金への協力を呼びかけている。特設サイトや記念パンフレットで詳細な情報を発信する。(20260806)
【写真説明】 パンフレットを手に、80周年記念プロジェクトの概要を発表する佐野学長


