福島のニュース
ハムやソーセージなどを製造している福島県南相馬市小高区の福相食品工業は10日から12日まで、同区の本店で工場直売会「町おこし」を催す。自慢の特産「小高ハム」など食肉加工品を格安で販売する他、多彩なコーナーも設けて地域ににぎわいを生み出す。地元で親しまれていた同社は東京電力福島第1原発事故に伴い一時、原町区に仮工場を設けて移転。2017(平成29)年4月に小高区の国道6号沿いに新工場を完成させ、地元での生産を再開した。かつては店頭販売をしていたが、原発事故で人口が減ったため現在は卸売りが中心という。直売会は昨年4月、10月に続いて3回目となる。隣接の工場からの直接販売で流通やこん包作業を省き、格安で販売する。規格外などの「訳あり品」も特価で提供する。会場では地元の仲間も協力してスイーツやカフェ、手作りアクセサリー、工芸品の販売や健康相談コーナーも設ける。過去2回のイベントは県内外から多くの「小高ハム」ファンが足を運んでにぎわい、好評を得ている。無加水で作る「小高ハム」は、肉のうま味が濃厚に凝縮されるのが特徴という。イベントを担当する社員の長谷川真子さん(22)は「そのままでも、焼いて食べてもおいしい。ぜひお酒と一緒に味わって」とアピールする。末永義人取締役(57)は「地域の仲間が力を合わせ、持続性のある取り組みで小高の交流人口を増やし、にぎわいを育てたい」と話している。直売会の時間は3日間とも午前10時から午後6時まで。問い合わせは同社へ。【写真】特産のハムなどと共に直売会開催をPRする(右から)末永取締役、長谷川さん

