福島のニュース
改修のため休館中の諸橋近代美術館(福島県北塩原村)は、収蔵作品の複製をさまざまな場所に展示する「ヒビモロビ」を始めた。第1弾として3日、福島県郡山市の総合南東北病院にサルバドール・ダリの作品とポートレート(肖像写真)を飾った。美術館は、芸術を身近に感じてほしいと願っている。総合南東北病院に掲げたのは、ダリの「ビキニの3つのスフィンクス」(1947年)と「テトゥアンの大会戦」(1962年)の複製画2点、ダリを写したポートレート1点の合わせて3点。複製画は最新のスキャン技術を駆使しており、実際の作品より小さいものの、ダリの筆致まで生々しく再現している。スマートフォンのアプリを活用すれば作品解説も聞ける。「ヒビモロビ」の名称には「皆さんの日々の暮らしのすぐそばに諸橋近代美術館(もろび)が存在し続けたい」との思いを込めた。諸橋英二館長は「アートセラピーという言葉があるように、美術で心が癒やされる。第1弾を病院でできるのをうれしく思う。作品を身近に感じていただき、美術館再開時にはぜひ足を運んでほしい」と話している。美術館は2027(令和9)年4月ごろの再開を予定している。【写真】総合南東北病院に飾られたダリの複製画。手前は「テトゥアンの大会戦」

