末永い交流誓う 白河市と静岡・牧之原市が連携協定 大河ドラマが縁 

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末永い交流誓う 白河市と静岡・牧之原市が連携協定 大河ドラマが縁 

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歴史的な因縁を超え白河市と静岡県牧之原市は12日、「観光・文化連携協定」を締結した。鈴木和夫白河市長と杉本基久雄牧之原市長が白河市で協定書を交わし、永続的な交流を誓い合った。白河藩主や江戸幕府の老中首座を務め、綱紀粛正などの「寛政の改革」を断行した松平定信と、重商主義の政策を進めた老中・田沼意次は歴史上、深い確執があったとされ「政敵」として捉えられてきた。牧之原市は田沼が藩主だった相良藩が置かれた地。 昨年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に定信と田沼が主要人物として登場した縁で、両市長が往来するなどして対話を重ねていた。協定締結式は「白河小峰城さくらまつり」が催された城山公園で行われた。裃姿の両市長がステージ上で協定書にサインし取り交わした。定信役を演じた俳優・寺田心さんと大河ドラマ通のタレント・松村邦洋さんが見届け人を務めた。鈴木市長は「定信と田沼は政敵と言われるが、2人ほど幕府を守ろうとした人はいない。私は意次公を尊敬してきたし、これからも交流を続けたい」、杉本市長は「ドラマでは定信公が意次公の敵を取ってくれた。竜巻被害の傷痕は残っているが、白河市民の思いも受けて復興に結び付けていく」と意義を語った。両市は今後、白河小峰城さくらまつりや牧之原市の産業フェアなどに双方の職員を派遣し、ブースを設ける。災害発生時の相互協力についても協議する。【写真】連携協定を交わした鈴木市長(中央左)と杉本市長(同右)