福島のニュース
「コラッセふくしま西側の道路を横切る人が多く、危ないです。どうにかなりませんか」。福島民報社「あなたとともに福島特命取材班」に福島市の50代女性から疑問が寄せられた。近くに横断歩道があるにもかかわらず、道路を横切る人が後を絶たないという。コラッセに近接するJR福島駅西口構内の商業施設「パワーシティピボット」に15日、大手スーパー「ロピア」が開店する。県内初出店で市民らの関心が高く、周辺は車や人の往来が増えると予想される。現状や安全対策を取材した。コラッセ西側に片側1車線の市道が通り、市道の南北2カ所の交差点にそれぞれ横断歩道がある。建物西側には市道を挟んで駐車場出入り口がある。建物1階に県観光物産館があり、土産物などを買い求める観光客らでにぎわう。道路交通法は、歩行者は横断歩道がある場所の付近では横断歩道を渡らなければならないと明記している。関係者の話や取材記者が現場を観察した時の様子をまとめると、駐車場利用者の多くが数十メートル先の横断歩道まで行かず、道路を横切って建物に入る姿が目立つ。車椅子の人が介助者に押してもらいながら渡る場面もあった。市内の70代女性は「駐車場の出入り口から横断歩道までが遠く感じる。駐車場の目と鼻の先にコラッセの入り口があるのでつい渡ってしまう」と明かす。一方で「運転する時は歩行者が多くて怖い」とも話した。ピボットは3月28日にリニューアルオープンし、飲食店などが入った。ロピアが開店すれば、駅西口の人流が変わり、駐車場利用者の増加も見込まれる。疑問を寄せた女性は「駐車場とコラッセ西側入り口を結ぶ位置に横断歩道が必要ではないか」と指摘した。コラッセふくしま管理組合事務局によると、事務局にも「歩行者が危ない」との声が寄せられることがある。駐車場やコラッセの管理に携わる市は、安全対策として駐車場や施設内に横断歩道を渡るよう呼びかける看板などを設置している。県警本部交通規制課によると、横断歩道設置の要望があった場合、管轄する警察署などが現場の状況を確認し、同課が必要性などを審査した上で県公安委員会が設置の可否を決める。福島署によると、周辺には既に横断歩道が設置されている上、駐車場出入り口付近に横断歩道を設けると、歩行者が車の出入りの妨げになるとして新たな横断歩道を設けるのは難しいとしている。2019(令和元)年5月以降、この場所で道路を渡っていた歩行者が車にはねられた事故は2件あり、1人は軽傷、1人にけがはなかったという。同署は「歩行者は交通ルールに従い、横断歩道を渡ってほしい」と呼びかけている。あなたの疑問、調べます福島特命取材班福島民報社の「あなたとともに福島特命取材班」は「知りたい」「どうして」などの疑問を募集しています。無料通信アプリ「LINE(ライン)」で「福島特命取材班」の公式アカウントを友だち登録し、調べてほしい内容などを依頼することができます。県民から寄せられた暮らしの疑問、地域の困りごと、行政や企業の不正などの情報を出発点として取材を進めます。

