福島のニュース
92歳で現役の新聞配達員として働く福島県伊達市霊山町の渡辺芳江さんが「世界最高齢の女性新聞配達員」のギネス記録に認定された。これまで英国の88歳女性が保持していた記録を更新した。「世界一になった実感は湧かない。認定を受けて驚いている」と話している。渡辺さんは58歳で新聞配達を始めた。毎朝4時に起床。全国紙や地方紙などを入れた段ボールを手押し車に載せ、1・5キロの道のりを約1時間30分かけて配って歩いている。休みは月に1度で、30年以上続ける中でも配達の遅れや病気、けがで休んだことはないという。雪が積もり手押し車が使えない日でも、背中に新聞を背負って2回に分けて配達するなど朝刊を待つ地域住民のために日課を欠かさない。「働くこと、人の役に立つことが生きがい」と話し、昼間は畑仕事にも励むなど健康に過ごしている。ギネスワールドレコーズジャパンの仙田雅一さん(44)とティオ・ハルヨ・プトロさん(33)が自宅を訪れ、渡辺さんに認定証を手渡した。渡辺さんは「新聞配達は私の日課。元気なうちは続けたい」とほほ笑んだ。認定に向け準備を進め、申請を行った次男の昌司さん(56)は「母の長年の功績が認められた」と喜びを分かち合った。渡辺さんは昨年10月6日付の福島民報の紙面でも紹介されている。

