福島のニュース
山好きのためのシンポジウム「山に入る心がまえいま『自然・熊・人』を考えるとき」は11日、福島県郡山市中央図書館で開かれた。西郷村出身のトレイルランナー真舩孝道さん(Mt.mafuproject代表)ら山を舞台に活動する3人が登壇し、それぞれの立場で深刻化している熊事情などについて考えを共有した。Mt.mafuprojectの主催。県内外から約70人が参加した。登壇者は真舩さんの他、猟師でテレマークスキーヤーの阿久津研二さん(南会津町出身)、ロッククライマーの菅野富寿さん(二本松市出身)。2部にわたり開催した。1部は3人がそれぞれトレイルランニング、テレマークスキー、ロッククライミングの魅力やこれまでの活動を紹介した。山に入る心構えとして、阿久津さんは「天候や雪の状態を確認し、『自分にこの山に見合う体力と技術があるのか』を見極める」と話した。菅野さんは「さまざまな危険があるが、全ては自分の責任。岩場の歴史を調べ、地元クライマーと交流して情報を得ておく」と語った。2部は熊について話し合った。6日深夜から8日にかけて、郡山市富田町などに出没した熊について、阿久津さんは「捕獲された熊の体長は、山の主に匹敵する大きさ」と驚きを語った。熊の生態や、冬眠しない熊「穴持たず」などについて触れた。熊は人の声や鈴の音などに恐怖するとして、山に入る際は熊鈴を付け、声を出すなどして人間の居場所を伝える大切さを強調した。

