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郡山女子大などを運営する郡山開成学園の創立80周年記念式典は22日、郡山市の建学記念講堂大ホールで行われた。関係者が女子高等教育をリードしてきた歴史に基づき、一層の発展を誓い合った。郡山女子大、大学院、短期大学部、付属高の学生や生徒、教職員ら約1200人が出席した。関口修理事長が建学の精神である「尊敬・責任・自由」を意識する重要性を強調し、「個性を重視し、互いを理解するとともに協調する気持ちを大切にして地域社会に貢献しよう」と式辞を述べた。創設者の故・関口富左名誉学園長・名誉学長が若者の前途に期待を込めて作詞した若者賛歌「吾子(あこ)よ」を歌い上げた。学生が作った応答歌「青春の確かさを今」を合唱し、教職員と学生らが心を一つにした。席上、永年勤続表彰を行った。関口理事長が30年、20年、10年勤続した職員計7人を表彰した。30年勤続の佐藤利枝子さんが謝辞を述べた。郡山開成学園は1947(昭和22)年4月、郡山女子専門学院として創立した。これまで約6万人の卒業生を輩出している。福島民報社と連携協力協定を結び、教育や研究、就職を支える取り組みを展開している。作家植松三十里さん講師に教養講座式典に続き、教養講座「郡山の発展を築いた安積疏水」を開いた。明治時代の安積疏水事業を題材にした小説「侍たちの沃野(よくや)大久保利通最後の夢」を著した作家植松三十里(みどり)さんが講師を務めた。猪苗代湖の水を郡山の地に引くため、困難な事業に挑んだ開拓者らの物語や歴史的な背景を解説した。郡山開成学園は今年度、市民らを対象に教養講座や芸術鑑賞会を催す。

