福島のニュース
樹齢千年を超えるとされる国天然記念物・三春滝桜のゲノム(全遺伝子情報)解析に向け、サンプルとする若葉の採取が23日、福島県三春町の現地で行われた。ゲノム解析は三春町と包括連携協定を結んでいる国立遺伝学研究所(静岡県三島市)によるプロジェクト。昆虫など他の生物の情報が少ない若葉を解析対象に選んだ。研究所の小出剛准教授らがハサミやピンセットを使い、左右の枝から70枚を丁寧に採取。葉は洗浄後にドライアイスで凍らせ、研究所に運んだ。三春滝桜は国天然記念物のため、文化庁の許可を得て採取した。今後は約1年をかけて最新の解析技術を使い、滝桜のゲノム情報を完全解析する。2年後をめどに三春滝桜の形状やしだれるようになった仕組みを解明する。プロジェクトには、町と連携している福島大と応用地質応用生態工学研究所も加わっている。

