福島のニュース
東京電力福島第1原発事故で福島県浪江町から避難し、同県いわき市四倉町に大堀相馬焼「陶吉郎窯」の工房を構えた近藤学さん、賢さん親子は26日、伝統の登り窯で焼成した作品の窯出しを公開した。近藤さん親子は2018(平成30)年に同市四倉町に登り窯を再建した。登り窯で焼いた作品は、炎の色や灰が醸し出す独特の風合いが特徴だ。炎の熱に耐え、24時間体制で繊細な火力調整を行わなければならないなど、根気と経験が求められることから利用する窯元は国内でも珍しいという。今月9日から12日まで学さんと賢さんが交代でまきを燃やし続けた。学さんと賢さんが一つ一つ仕上がりを確認しながら丁寧に作品を取り出した。作品を手にした学さんは「いい物もあれば、そうでないものもある。登り窯の難しいところだが、だからこそ年に一度、作品を焼いてみたくなる」と語った。窯出しした作品は仕上げ作業の後、5月2日から6日まで、いわき工房と大堀工房(浪江町)で展示、販売する。

