福島県郡山市と郡山医師会 市内小児初期救急医療体制を再編 救急外来窓口を太田西ノ内病院に一本化

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福島県郡山市と郡山医師会 市内小児初期救急医療体制を再編 救急外来窓口を太田西ノ内病院に一本化

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福島県郡山市と郡山医師会などは市内の小児初期救急医療体制を再編し、小児救急外来窓口を太田西ノ内病院に一本化する。来年4月から2030(令和12)年3月までの3年間を試行期間と位置付け、市休日・夜間急病センター(郡山ビッグハート内)の小児科機能を太田西ノ内に統合し、夜間(午後7時から同10時)対応の医師を1人から2人に増やす。受診先の明確化と休日・平日夜間診療に当たる医師の負担軽減が目的。現状では太田西ノ内が24時間体制で救急外来を受け付け、市休日・夜間急病センターが休日の昼間と平日の夜間、市内13の小児科開業医が当番医として持ち回りで休日の昼間を担当している。小児科医の高齢化となり手不足により、小児医療体制の維持が困難になってきているため、太田西ノ内病院と郡山医師会が中心となり市に集約を提案し、合意に至った。全面移行する2030年4月からは、休日当番医の開業医が太田西ノ内に詰める体制とする。入院の必要がなく、外来で対処できる軽症患者に対応する初期救急の外来窓口が総合病院の太田西ノ内に集約されれば、重症だった場合の対応が迅速になる。診療科目を超えた対応も可能。感染症の流行期などには、医師を最大3人体制に拡充することも検討していく。一方、入院治療や手術を必要とする重症患者に対応する二次救急では、星総合、寿泉堂綜合、太田西ノ内、総合南東北の4病院による小児科の輪番体制を継続し、連携を強化する。市と郡山医師会、太田西ノ内を運営する太田綜合病院などは27日、市役所で会見し、小児救急外来の窓口一本化を発表した。椎根健雄市長は「子育て世代は最初から総合病院(の太田西ノ内)に向かえばいい、という安心感がうまれる。医療現場の負担減が伝われば、医師に選ばれる街になる」と期待を込めた。