福島のニュース
福島県いわき市植田町の吉野晃太朗さん(11)=植田小5年=と文香さん(6)=同1年=のきょうだいは、スポーツスタッキングの日本代表に選ばれた。同競技の日本代表は東北で初めて。競技に出合ってわずか2年で夢をつかんだ。2人は、11月にタイで開かれるアジア大会に向け、技に一層磨きをかけている。スポーツスタッキングは、プラスチック製のカップを決められた形に積み上げ、元に戻すまでの時間を千分の1秒単位で競う競技で、世界54カ国で親しまれ競技人口は約120万人といわれる。国内では1万人ほどだが、年齢や体力、性別を問わず、集中力を養い手先の鍛錬になるとして、人気が広がりつつある。晃太朗さんは2年前、地元の歩行者天国にブースを出展していたスポーツスタッキングを体験し、魅力にとりつかれた。楽しそうな兄の姿に文香さんも興味を持ち、一緒に大会に出場するようになったという。大会で日本代表のプレーを見て、2人とも代表を夢見るようになった。昨年春からは、植田公民館を拠点にした「いわきスポーツスタッキングクラブ」に所属し毎週練習を積み、毎月1回、世界チャンピオンで日本代表コーチの瀬尾剛さんからオンライン指導を受けて技を磨いている。晃太朗さんは昨年度の国内全男子のランキングで7位に入り、文香さんは6歳以下女子の部で4種目の日本記録を持っている。アジア大会に向けて2人は「世界レベルから見たらまだまだ。もっと速くできるようになりたい」と上を目指す。父の嘉晃さん(46)は「熱中できることに出合えたのは幸せなこと。全力でサポートしたい」と話している。

