右手だけで日本の歌 福島市のピアノ講師・大内喜久子さん 脳出血から4年、念願の初ライブ

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右手だけで日本の歌 福島市のピアノ講師・大内喜久子さん 脳出血から4年、念願の初ライブ

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福島市のピアノ講師大内喜久子さん(67)は4月26日、右手だけで弾くライブを市内のPlayer’sCafeで開いた。脳出血により左半身にまひの後遺症があるなか、今できることで前に進む挑戦で「ふるさと」などの日本の歌を奏でた。「これからもいろんな場所で演奏していきたい」と張り切っている。大内さんはピアノ講師歴40年以上のベテランで、現在は市内栄町のユー・ワンミュージックのヤマハ大人の音楽教室でポピュラーやジャズなどを教えている。2022(令和4)年に脳出血で倒れ入院した。退院後もまひがあり、両手でピアノを弾くことはできなくなったが、講師の仕事をあきらめず、右手と声と教材の音源を使って指導を続けている。体が思うように動かず、落ち込むことも多かった。同じ思いをしている人の励みになればと半年前にライブ開催を思い立った。右手用の楽譜を探し、自分らしくアレンジしながら練習を重ねた。ライブには教室の生徒を含め約60人が詰めかけた。ピアノソロでは童謡を5曲奏でた。低音から高音まで幅広い音域を使い、まるで両手の演奏のような音色を響かせた。トークでは、病気になったことで人の優しさに触れた経験を伝えた。同級生のシンガー、ギターやベース、ドラムの講師仲間とのセッションも披露した。念願の右手での初ライブを終えた大内さんは「支えてくれた皆さんに感謝の気持ちを込めて演奏した。反省点もあり次回の課題として頑張る」と話している。「右手だけで弾く日本の歌」の問い合わせは大内さんメール522yky23@gmail.comへ。