福島のニュース
須賀川市の久保木畳店は金属部品を使わずに木材と畳だけで仕上げた家具ブランド「PAJA(パヤ)」を国内企業と共同開発した。4月20~26日までイタリア・ミラノで開かれた世界最大級の祭典「ミラノデザインウィーク2026」に出展し、日本伝統の畳文化を世界に広めた。PAJAは久保木畳店と佐賀県佐賀市の木製椅子メーカー「平田椅子製作所」、東京とイタリアに拠点があるデザイン会社「rararàstudio(ラララスタジオ)」の3社が手がけた。イスの背もたれに畳を用いて、ヒノキ材を伝統技法「継手[つぎて]」と「仕口[しくち]」で組み立てた。ミラノデザインウィークでは久保木史朗社長が商品をPRした。イ草の産地や畳の製造方法をはじめ、商品に触れながら日本ならではの自然素材の魅力を来場者に伝えた。久保木社長は取材に「世界各国のデザイン関係者に畳の魅力を伝えられた」と手応えを述べた。10月には都内のブランド発表会が控える。「畳を住宅から商業環境に広めていけるようチャレンジしたい」と意欲を新たにしている。

