福島のニュース
福島市の高湯温泉で地元の旅館や農家、蔵元らが売り出すオリジナル純米大吟醸の名称は「吾妻翠」に決まった。11日、市内在庭坂の水田で、醸造に使う福島県の酒造好適米「福乃香」の田植えが行われ、合わせてラベルのデザインが披露された。「高湯・吾妻の里オリジナル日本酒づくり協議会」によるプロジェクト。白く濁り、湯船では翡翠色に見える高湯温泉の掛け流しの湯や、吾妻小富士の豊かな緑にちなんだ。吾妻連峰を望む温泉に漬かり、大吟醸を堪能してほしいとの願いを込めた。田植えには、旅館関係者や地元住民ら約40人が参加した。協議会長の遠藤淳一高湯温泉観光協会長が「吾妻山の緑を感じる唯一無二の日本酒にしたい」とあいさつした。参加者は40アールの水田に、苗を手で植えた。旅館・安達屋の仲居を務める中山花凜さんは「お米や日本酒になるのが楽しみ」と期待を膨らませた。9月下旬に稲刈りを行う。「吾妻翠」は市内唯一の蔵元の金水晶酒造が醸造する。フルーティーでみずみずしい「福乃香」の特長を生かし、女性が好む味わいに仕上げる。720ミリリットル入りを2200本製造し、2027(令和9)年春の販売開始を見込む。観光協会や浄土平レストハウスなどに並べる他、300ミリリットル入りを旅館・ホテルで提供する。

