市内外の人集える場所に 南相馬市小高区にハンバーガー店 地域おこし協力隊員の橋本恭佑さん

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市内外の人集える場所に 南相馬市小高区にハンバーガー店 地域おこし協力隊員の橋本恭佑さん

福島のニュース

福島県南相馬市小高区の小高駅通りにある旧薬局の建物がハンバーガー店に生まれ変わった。同市の起業型地域おこし協力隊員の橋本恭佑さん(38)=三重県鳥羽市出身=が手がける「SARTOINNEBURGER(サルトリーヌバーガー)」が18日、オープンした。店舗内にはライブができるステージも。「地域の若者や市内外の人々が集える場所にしたい」と意気込む。橋本さんは音楽大学を卒業しバンド活動に打ち込んでいたが、新型コロナ禍で家電を修理する電気工事業に従事。2024(令和6)年、南相馬市で協力隊員として活動していた大学の同級生小野雅也さん(39)の誘いで音楽ライブ開催のため同市を訪れた際、住民から気軽に食べに行くハンバーガー店を求めている声を聞いた。区内で活動する起業家やマチの熱量にも引かれて開業を決めた。小野さん所有の旧「塩山薬局」の建物を借り、1年半かけて改装。薬局の看板はそのまま残るが、通りに面した間口を広く取り、建物奥の一角をステージにした。提供する「南相馬ハンバーガー」は自身が演奏旅行で訪れたドイツで味わい、ほれ込んだ「ベルリン風」の味付けで、酸味が少なくクリーミーなうま味があるマヨネーズが特徴。今後は食材の栽培も視野に入れ、障害者の就労を支援する農福連携の事業所開設も計画している。店名「サルトリーヌ」は、昔話・桃太郎の「猿、鳥、犬」にちなむ。「苦難が去る(猿)鳥が幸せを運び犬が守る」―。小高のマチに明るい笑顔の輪を広げたいとの思いがにじむ。橋本さんは「毎日でも食べられるおいしさを目指し、地域に人を呼び込める店にする」と話している。メニューはいずれも税込みで、南相馬バーガー700円(学生以下500円)、塩山ポテト350円、南相馬バーガーセット(バーガー、ポテト、ドリンク)1300円(学生以下1100円)など。年中無休で営業時間は午前11時から午後10時まで。住所は〒979―2124南相馬市小高区本町1の21。店舗情報はインスタグラムで。