福島のニュース
福島県教委は21日、福島県立の高校と中学校の計23校で、過去4年分の入試の願書と調査書合わせて9022人分が誤って廃棄されていたと発表した。書類の保存期間に対する教職員の認識の誤りが原因という。志願者の氏名や生年月日、学習記録といった個人情報が記載されていたが、現時点で外部流出などの被害は確認されていない。4月に公表した磐城高の入試で出願された調査書の紛失を踏まえ、県立高70校、特別支援学校18校、県立中3校を対象に入試関係文書の保管状況を確認した。書類を廃棄した23校のうち17校は処理業者による処分や、焼却場への持ち込みなどが確認できた。一方、他の6校は処分に関する記録がなかった。県教育庁高校教育課は金庫などで保管されていた状況を踏まえ、「個人情報の外部流出の可能性は低い」としている。願書や調査書は学校教育法に基づき5年間保存する必要があるが、各校の教職員は1年や3年の保存でよい書類などと期間を混同していた。県教委は公文書の保存期間を周知し、保管・廃棄体制を再点検する。願書と調査書を誤廃棄していた23校は次の通り。◇処分記録あり▽県立高=福島明成、福島南、安達、本宮、安積、安積黎明、郡山東、郡山北工、あさか開成、清陵情報、白河、白河旭、葵、会津学鳳、若松商、原町▽県立中=会津学鳳◇処分記録なし▽県立高=伊達、二本松実、湖南、石川、あぶくま柏鵬、南会津

