武者、初夏の風を切る 甲冑競馬や神旗争奪戦 相馬野馬追本祭り

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武者、初夏の風を切る 甲冑競馬や神旗争奪戦 相馬野馬追本祭り

福島のニュース

国重要無形民俗文化財「相馬野馬追」は本祭りの24日、メイン会場の南相馬市原町区の雲雀ケ原祭場地で最大の見せ場である甲[かっ]冑[ちゅう]競馬や神旗争奪戦を繰り広げた。初夏の風を受けて疾走する騎馬武者の姿に、観客から大きな歓声が上がった。執行委員会が発表した推計によると、雲雀ケ原祭場地に約4万人(前年比5千人増)、沿道に約4万2千人(同4千人増)の観客が訪れたという。今年は大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」が開催されており、県外や海外からも大勢の観客が訪れていた。甲冑競馬は螺[かい]役[やく]、一般騎馬合わせて42人が7レースに臨んだ。陣羽織姿の螺役と白鉢巻きに鎧[よろい]姿の一般騎馬が人馬一体の迫力あるレースを披露した。泥をはね上げながら祭場地を駆け抜け、日頃の鍛錬の成果を惜しみなく披露した。神旗争奪戦には約200騎が出場した。花火で打ち上げられた青(相馬中村神社)、赤(相馬太田神社)、黄(相馬小高神社)の3色の御神旗計31本を勇猛果敢に奪い合った。御神旗を手にした騎馬武者は場内の拍手を受けながら、本陣山を勢いよく駆け上がった。暑さ対策のため、時期を5月に前倒ししてから3度目の開催。最終日の25日は市内小高区の相馬小高神社で野[の]馬[ま]懸[かけ]の神事を執り行う。逃げた馬観客らに接触2人重傷疑い24日午後0時50分ごろ、甲[かっ]冑[ちゅう]競馬に出場していた騎馬武者が落馬し、場外に逃げた馬が観客やスタッフ計6人に接触する事故があった。このうち、2人が重傷の疑いで救急搬送された。市によると、甲冑競馬第5レース中に何らかの理由で騎馬武者が落馬。馬はダートコースを走り、羊腸の坂の入り口付近から場外に出た。コースと客席の間の通路を通り、チケット売り場の手前付近で10~60代の女性6人に接触した。相馬野馬追執行委員会は馬に慣れた騎馬会員や警備員の配置人数を増やすなど、安全管理や再発防止を徹底するとしている。南相馬署は事故の状況や原因を調べている。