福島市街地に熊4人負傷 市が緊急銃猟、捕獲に至らず

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福島市街地に熊4人負傷 市が緊急銃猟、捕獲に至らず

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2日午前6時30分ごろ、福島県福島市笹木野字天竺田の福島製鋼から「熊が敷地内に侵入し、従業員2人が襲われた」と119番通報があった。他の事業所や近隣住民からも通報が相次いだ。福島市消防本部によると、20~80代の男女計4人が体長約100センチの熊にかまれるなどして重軽傷を負った。市は自治体判断で発砲を可能とする「緊急銃猟」での捕獲を試みたが、3日午前0時現在、捕獲には至っていない。現場周辺にとどまっているとみられ、市や福島署などが警戒に当たっている。福島製鋼や福島署などの話を総合すると、熊は2日午前6時25分ごろ、正門から侵入したという。20代男性従業員が夜勤を終えて帰宅しようとした際、正面から突進してきた熊が背中や脇腹にかみついた。当時の様子は正門近くにある防犯カメラに写されていた。さらに自動ドアを突き破り、60代男性従業員の頭などを引っかいて敷地外に出て行った。熊はその後、北へ約1キロ離れた住宅街に移動。近くに住む80代女性が襲われた後、近くにあるOKIシンフォテックで60代警備員男性も被害に遭い、顔面を骨折するなどの重傷を負った。現場を確認した市職員や福島署員らが危険性が高いと判断。周辺の通行を規制した上で午後1時18分、馬場雄基市長が緊急銃猟を許可し、同2時19分に麻酔銃1発を発砲した。市によると、命中したものの、効果が見られなかった。麻酔銃は狩猟免許を持つ市職員が放った。現場はJR福島駅から北西約3キロの住宅街で、周辺には学校やコンビニなどが立ち並ぶ。市は2日、人身被害が発生した現場に近い野田小、野田中を臨時休校とした。熊の動向や安全性が確認されていないため、3日も臨時休校を継続する。福島署によると、付近では1日夜から熊の目撃情報が複数寄せられていた。市によると、熊は3日午前0時現在、OKIシンフォテック敷地内に立てこもっているとみられる。建物内には引火性が高いものがあるため、実弾を使わずに捕獲を試みている。夜間帯の捕獲も検討したが、3日早朝から再開する予定。県自然保護課によると、市街地での熊による人身被害は今年度初めて。担当者は「把握している限り、近年では一度の人身被害として最も多い」と事態の重大さを強調した。県警によると、県内の今年の熊の目撃情報は1日時点で388件。前年同期の137件の約2・8倍となっている。人的被害は福島市の4人を含めて2日時点で8人で、前年同期より7人多く、警戒を呼びかけている。