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福島県会津若松市の福島医大会津医療センターは6月、手術支援ロボット「ダヴィンチ」の最新型となる第5世代モデルを県内で初めて導入した。高度外科技術の整備により、患者に身体的負担が少ない「低侵襲手術」を提供し、会津地方で喫緊の課題となっている若手医師の確保と育成につなげる。3日、福島医大が発表した。ダヴィンチを使った手術は、医師が操作席からロボットアームを遠隔操作し、患部の摘出や縫合を行う。第5世代モデルはコントローラーに器具の力加減が伝わる機能を備え、高精細な3D映像で患部を立体的に映し出すことで、医師が自分の手に近い感覚での手術が可能となる。演算処理能力は従来型の約1万倍に向上し、手術中の動きや操作内容を詳細なデータとして記録・分析できる。データは若手医師の教育研修に活用できる。会津医療センターは今回の最先端手術環境の整備が医療人材の流出抑制にもつながるとみている。消化器外科の胃がん、結腸がん、直腸がん、呼吸器外科の肺がんの手術で用いる。開腹手術では困難な狭い部位や角度の悪い部位での手術を支援する。同センターによると、患者の身体的負担の軽減や術後回復の早期化、合併症の軽減が期待できるという。同センター付属病院の横山斉病院長は「高齢化が進む会津地方で、身体への負担軽減が期待される手術を住み慣れた地域で受けられる意義は大きい。地域医療を支える外科人材育成の新しい基盤も構築したい」と話した。

