福島のニュース
南相馬市原町区の市民文化会館ゆめはっとで25日行われた市制施行20周年・東日本大震災15年式典では、関係者が市の歩みを振り返り、さらなる発展に向け決意を新たにした。震災後の健康課題から未来の地域づくりを考える基調講演、原町高吹奏楽部の演奏を繰り広げ、功労者らへの感謝状贈呈式を行った。基調講演では福島医大医学部放射線健康管理学講座の坪倉正治主任教授が「南相馬とともに歩んだ15年」と題して語った。震災後、市立総合病院を拠点に内部被ばく検査などの医療支援に従事してきたことを踏まえ、震災と原発事故でどのような健康被害が見られたかを期間ごとに解説。原発事故発生後の介護施設入居者の状況や市内での災害関連死に触れながら、「震災直後のみならず、長く続く生活環境の変化をどのように支援していくかが災害対策の根幹」と教訓を述べた。原町高吹奏楽部は星野源さんの「アイデア」や作曲家真島俊夫さんが手がけた「三つのジャポニスム」を披露。アンコールは「楽園天国」で締めくくり、熱のこもった演奏に場内から大きな拍手が送られた。感謝状贈呈式では、門馬和夫市長が新市誕生や基盤確立に尽力した市の初代特別職と南相馬合併協議会委員の功績をたたえた。感謝状を受けた人は次の通り。▽初代特別職=江井績(元小高町長・初代小高区長)中野一徳(元鹿島町長・初代鹿島区長)青木紀男(初代教育長)渡部定幸(初代原町区長)渡部通(初代助役)▽南相馬合併協議会委員=遠藤美保子、大河内盛雅、小川尚一、五賀和雄、桜井清一、佐藤良一、沢田一夫、鈴木一男、鈴木裕子、高荒昌展、高野光二、高橋隆助、田沢敬一、但野忠義、伹野安俊、西一信、西チイ子、藤原実、宝玉義則、細田広、宮本晴一

