福島便り
福島県郡山市教委は市内中田町の宮城、海老根、御舘の3小学校を緑ケ丘一小(市内緑ケ丘東)に、宮城、御舘の両中学校を緑ケ丘中(市内緑ケ丘西)へそれぞれ統合する検討に入った。児童、生徒数の減少などを受け、中田町の地元団体から要望を受けていた。25日の定例記者会見で品川萬里市長が示した。
2027(令和9)年4月1日の統合をめどに検討を進める。要望は地元の町内会長やPTA会長らから2月25日付で出されていた。
要望書によると、中田地区の児童、生徒数は著しく減少し、小学校は複式学級が常態化しているという。今後は中学校でも複式学級が発生する見通しと指摘している。合唱や合奏のパート編成や部活動に制限があり、「やりたいことを選択できる環境にあるとはいいきれない」としている。(郡山版)