福島便り
福島県三春町は4月から展開される大型観光企画「ふくしまプレデスティネーションキャンペーン(DC)」を前に、町のマスコット「こまりん」のビッグバルーンを製作した。JR三春駅に登場するほか、間もなく開花する三春滝桜にも〝出張〟し、全国の観光客をもてなす。町が26日、町役場で開いた、プレDCに向けた各種事業報告会で披露した。
バルーンは高さ3メートル、横3メートル15センチの大きさ。愛くるしい表情で右手を挙げているのが特徴。
このほか町では、町歩きをしながら、デジタル技術を使った謎解きが楽しめる事業も始める。AR(拡張現実)やVR(仮想現実)を使ったシステムで携帯電話などにアプリケーションをダウンロードし、町なかや三春城跡などを散策すると特定の場所で、画面に問題が出現する。町の歴史や田村郡ゆかりの和算を解くなどゲーム感覚で散策を楽しめる内容になっている。
さらに町は町内に掲げるオリジナルフラッグや、ラッピングしたレンタル自転車も製作した。4月25日には町内に県内初のモンベル町営店が完成することもあり、趣向を凝らした誘客策で活性化につなげていく。