新たな学習環境を住民が見学 4月7日開校の松陵義務教育学校の内覧会 福島市松川地区

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新たな学習環境を住民が見学 4月7日開校の松陵義務教育学校の内覧会 福島市松川地区

福島便り


4月7日に福島市松川地区で開校する松陵義務教育学校の内覧会が28日、同校で行われた。多くの地域住民らが訪れ、子どもたちの新たな学習環境を興味深く見学していた。
1年~4年生は改修された旧松川小の北校舎、5年~9年生は同小校庭に建てられた南校舎を利用する。
南校舎は従来よりも教室や廊下を広く取り、廊下まで日差しが差しこむ。不登校の子どもが通いやすいように正面玄関側に相談室を置いたり、北校舎との渡り廊下近くに読書や勉強ができる多目的室を設けたりした。北校舎は既存の教室の壁を外して交流ラウンジにするなど、全体で多様な学びに対応できる造りとなった。
建物を見て回った松陵義務教育学校開校準備委員会の斎藤裕委員長は、住民を代表して市などに要望を伝えてきた。「最善の環境が整った。子どもたちに楽しい学校生活を送ってほしい」と願った。
同校は松川、金谷川、下川崎の各小と松陵中が統合された市内初の義務教育学校。児童、生徒合わせて約800人が通う予定。(県北版)