福島便り
福島県のNPO南相馬こどものつばさが運営するものづくりグループ「段ボールクラフターズ」は29日、段ボールで製作した高さ3・5メートルのガンダム像を完成させた。
ものづくりの楽しさを広めようと発足したグループで、現在メンバーは南相馬市の仲野内涉さん(原町高)、唯野大和さん(小高産業技術高)、青田脩佑さん(同)の3人。昨夏は市内に拠点を置くロボット開発の人機一体の人型重機を作製した。春休みを利用して宮城県の元高校教諭、小川進さんの指導を受けた。原町区のサンライフ南相馬で、小川さんが所有する設計図をもとに厚さ3ミリの段ボールを切って部品を作り、組み立てた。
5日かけて製作したガンダムは高さ3・5メートル。足と胴、上半身の3パーツに分かれる。頭部や腕、指先など細かい部分まで精巧に再現している。3人は「うまく、組み立てることができ感動した」と話している。
ガンダムは今後、市内の商業施設に展示する計画だ。新メンバーを募るためのPRに役立てる。段ボールクラフターズの問い合わせは南相馬こどものつばさ事務局へ。(相双版)